シーティングでわかる生活ケア

 

シーティングでわかる生活ケア

定価1500円+税 B5版 150ページ
(目次の一番下に買い物カゴがあります)

 
 

 

 

目次

はじめに 

総合的な視野を共有 

シーティング臨床(SC)マトリクスを活用

高齢者ケアにおけるシーティング

 

第1章 シーティングは、すべての医療・介護者に必要な知識 

シーティングとは

シーティングの基本的な考え方

シームレスな(切れ目のない)アプローチ

専門分化した医療に対するシーティングの役割

生活に「出会う」

フレイルの予防にはシーティングが重要!

診療報酬とシーティング

介護・リハビリの横糸とシーティング連携(SC)マトリクス

 

第2章 SCマトリクスの構成とその内容

SC マトリクスの構成要素とその名称

 

認知機能

認知機能障害の尺度

FAST4で症状が顕著に

FAS 5 以降でADL自立が難しくなる

車椅子上の姿勢が自律神経に影響

痛みや筋緊張亢進からの無動状態

 

ADLActivities of Daily Living、日常生活動作)

ADL 評価とシーティング

FIM 全体とシーティングの視点

FIM での食事採点方法の注意点

 

保清/皮膚

保清

高齢者の皮膚

褥瘡とは

褥瘡分類

褥瘡発生のメカニズム

褥瘡の好発部位

坐位能力分類の対応

「褥瘡予防・管理ガイドライン」(第 4 版)のシーティング

  1. 褥瘡発生予測

  2. 褥瘡発生前ケア

  3. 体圧分散クッションの選択

  4. 坐位時間

  5. 坐位姿勢変換

  6. 坐位姿勢

  7. 円座(ドーナツ型クッション)

  8. 発生後ケア

 

参加 

 

呼吸・循環機能

心肺機能の改善

呼吸機能と坐位

呼吸器症状とシーティングの意義

呼吸運動

体位の呼吸へ与える影響

坐位姿勢が悪いと呼吸運動が抑制される

呼吸状態の悪化で、嚥下機能が悪化

息苦しさで交感神経優位に

 

 摂食・嚥下・排泄

捕食

咀嚼

嚥下

口を閉じることの大切さ

食事と坐位能力との関係

  1. 手の支持なしで坐位可能なケース

  2. 手の支持で坐位可能なケース

  3. 坐位不能レベル

口臭で口腔内を予測する

コラム/シーティングと口臭

消化機能の改善

排泄機能の改善

考えてみよう!「坐ってうんこ」の事例

1)便塊が膀胱圧迫

2)腹部膨満

3)嵌入便

排便コントロールはチームで行う

「坐ってうんこ」と SC マトリックスの関係

コラム/リハビリは地に足を着けるところから始まる!

コラム/食事と看取り

コラム/その一口が家族に遺す思い

コラム/食べさせたいが・・・医療者の悩み

 

基本動作・筋骨格

車椅子上での「人の動き」

車椅子の「移乗・移動・姿勢」

抗重力筋

車椅子利用者でも、動きながら筋力維持する

造骨には刺激が必要

 

用具

 

第3章 マトリクスの使い方と事例紹介

 

1.SC マトリクスのパーツの名称 エリア レベル ベースライン 坐位指標バー(縦の矢印) 「手の支持なしで坐位が可能」 「手の支持で坐位可能」 「坐位不能期」 表情バー BMIBody Mass Index)バー

 

2.SC マトリクスの使い方

キーワードを自分でつくる

ケアの成果を客観的に「見える化」

見える化で、連携にはずみを

 

3.事例紹介

事例1 意思力・判断力なしと診断されていた事例

事例2 坐位の安定で、側屈が大幅緩和、食事が自立

事例3 座位保持装置で生活が広がる

 シーティングは生活支援の基盤─多職種協働の必要性

事例4 全介助から食事自立へ

事例5 椅子とテーブルの変更で食事動作の改善

事例6 先割れスプーンで食事が半自立

事例7 認知症末期、看取り期

事例8 認知症末期、骨盤後面にサポート、一瞬で表情変わる

 

4.看取りでのシーティング

看取りと物語づくり

「生きているゾ」という実感はいつ持つか

排泄について

食事について

拘縮予防 シーティングで物語がふくらむ

「シーティング+水分」の大切さ

毎日のルーティーン

排便 · 排尿をうながす

 

第4章 シーティングの実際 用具の選び方と使い方

 

1.車椅子の基本知識 標準型車椅子の歴史

標準型車椅子の問題点

車椅子の改革

日常使う車椅子の種類

1)レディーメイド(標準型車椅子)

2)オーダーメイド車椅子

3)モジュール型(部品交換可能型)

4)ティルト · リクライニング型(多くは介助型)

フルリクライニング車椅子は危ない

「アップライト」と「ティルト」の坐位

姿勢変換装置という考え方

生活場面に応じて坐る姿勢が変化する車椅子

 

2.車椅子シーティングの方法

動きを保障する

骨盤サポートの調整

モジュール型車椅子のパーツの調整

シーティングの作業ステップ

 ステップ 1:臥位の評価

 ステップ 2:坐位の確認

 ステップ 3:用具の適合

車椅子選定とシーティング 7つのポイント

1)チームで行う

2)目的の設定

3)移乗や移動方法の検討

4)「坐り」の評価

5)目的の再設定

6)日常の「坐り」の視点

7)能力を信じる

コラム/ティルト・リクライニング機能をケアワーカーが使いこなす!

 

おわりに SC マトリクスを育てるのはあなたです 

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シーティングでわかる生活ケア
税込 1,650円
(本体:1,500円 + 消費税 10%)
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