山と友情と高校応援団を背景に、実話をもとにした、爽快な物語り 勉強嫌いの主人公は、高校に入ると、友人に頼まれて応援指導部に入部し、ある出来事をきっかけに一年生で応援指導部長になってしまう。指導部を大改革すると、その足で、当時、「敵対」していた朝鮮学校の応援指導部長と和平交渉に・・・。終戦後のどさくさが残る貧しい時代に生まれた主人公は、婆ちゃんから「筋を通すこと」を学んで成長します。父の遺品である元素記号手帳をポケットに、友情と恋を温め、山とカメラを楽しみながら、応援団の青春を謳歌します。